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ホームシアターの歴史Ⅱ

「ホームシアターの歴史Ⅱ」では、ホームシアターが独立したジャンルとして進化していく過程を機材、規格を追いかけながらたどってみます。

≈ホームシアター変革期≈

アナログからデジタル、4:3から16:9、マトリックス3/1サラウンドからディスクリート5.1ch、への変革。

1991年映画館で「ターミネーター2」が大ヒット 

音声は、今は無き「CDS(デジタルディスクリート5.1ch)」ここで初めて「5.1ch」の言葉が出てきました。オプション扱いだったサブウーファーが必須となりました。

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1991年初のワイド(16:9)のTVが発売される

ハイビジョンには非対応でしたが、レーザーディスクの画質向上に伴いノートリミング(映画館と同じアスペクト比率)で映像を収録した「レターボックス(ワイド収録)」のソフトが増え始めていました背景もあります。

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1991年末 アナログBS-9chで「ハイビジョン試験放送」開始 

一般的に「MUSE(アナログハイビジョン)」と呼ばれていました。

1992~93年 映画館用デジタルサラウンド方式「DOLBY SR-D(現DOLBY DIGITAL)」「DTS」「SDDS」、映画館に導入開始 

映画館のフィルム用デジタル音声フォーマットが一気に3種類発表、「DOLBY SR-D(現DOLBY DIGITAL)」「DTS」は5.1ch、「SDDS」は5.1か7.1chの仕様です。一部では「Digital Sounds Wars」と呼ばれていました。現在は 、この3フォーマット共存しています。

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1994年末 家庭用液晶プロジェクターにワイドパネル(16:9)搭載機発売 

ハイビジョン放送、LDの「レターボックス(ワイド収録)」のソフトにプロジェクターも対応。 

1995年「LDソフトがAC-3(現ドルビーデジタル)対応」 

ハードに先立ちアメリカでAC-3(現ドルビーデジタル)(5.1ch)音声が入ったLDソフトが発売された。一部ソフトにはAC-3(現ドルビーデジタル)トレーラーが収録されておりAC-3(現ドルビーデジタル)ハードへの期待が膨らみました。

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家庭用「ドルビーAC-3(現ドルビーデジタル)」対応アンプ発売 

当時LDは国内版より輸入版の画質が良いとマニアの間ではブームになっていたが、国内版でAC-3(現ドルビーデジタル)音声対応ソフトが少なく、AC-3フォーマット対応のソフトをいち早く手に入れようと、一般ユーザーも輸入版LDに手をつけた。アバックでも輸入版を販売しておりました。ここでソフトハード共に5.1ch対応トなりサブウーファーが家庭でも標準になりました。

 

1996年「42V型プラズマTV発売」 

直視型TVで42V型(16:9)はブラウン管では不可能なサイズ、薄型大画面の直視型の幕開けである。

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1996年末 「DVDプレーヤー発売開始」 

 DVDプレーヤーの発売開始、これ以降DVDは高画質、高音質の代名詞となるが、発売開始当初はソフトもあまり無く、レーザーディスクも再生可能なコンパチ機などがあった。仕様は「映像-MPEG2・音声-リニアPCM・DOLBY DIGITAL(5.1ch) 注)DTSはオプション扱いで対応は後日でした。 

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1997年末「DTS」家庭用アンプに搭載 

「DTS」対応AVアンプ大ヒット、しかし国内版LDでは対応ソフトがほとんど無く(この時点でDVDは「DTS」未対応)、輸入版DTS収録LDがブームになりました。これで家庭でも映画館と同等のデジタルサラウンドが再現できるようになりました。

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1997年11月「50V型プラズマTV発売」 

当時の定価で2625000円とTVとしてはすごく高価ものでした。この頃一般的には32インチブラウン管TV(16:9)が大画面と呼ばれていました。

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この頃から新世代の映画館シネコン(シネマコンプレックス)が一気に増え始め認知され始める。 

外資系の経営が多く、今までの日本の映画館に比べ新鮮さがありました。特に音響設備等も最新鋭のものが次々と採用され、世界レベルの映画館を体験できるようになりました、中には映画館の最高基準のTHXの認定を受けている館もあり(当時シネコン以外でTHXの認定を受けている一般の映画館は有りませんでした)、ホームシアターのひとつのお手本となり始めました。

1999年 映画館で「スター・ウォーズ EP1」公開 

映画館の再生音声は「サラウンドバックチャンネル」を新たに加えた「ドルビーデジタルサラウンドEX」6.1ch。

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1999年末 「家庭用サラウンドアンプ 7.1chドルビーデジタルサラウンドEXに対応」 

1987年発表の「ドルビープロロジック」以来続いてきた5.1のchスピーカー構成が2ch増え、チャンネル数が7.1chとなりました。普及価格帯は今までどおり5.1chアンプ、中級機以上は7.1ch対応でのラインナップが通常となりました。

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2000年4月発売の「ドルビーデジタルサラウンドEX」対応ソフト「スター・ウォーズ EP1」は全世界中で日本のみ発売、しかもレーザーディスク版のみでの発売であった、仕様は「THX・AC-3・レターボックス」、レーザーディスク最後のヒット作でした。DVDが発売されて3年が経過し、この頃からやっとDVDがホームシアターのメインになってきました。

1999年末 「本格的家庭用720Pプロジェクター発売」 

本格的なホームシアター用720P(16:9)のプロジェクター大ヒット、定価680000円。DVDの普及も後押しし(DVDで発売される映画は16:9対応が標準)、直視型TVに続きスクリーンのアスペクトも4:3から16:9への移行が本格的に始まりました。

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≈ホームシアター認知度向上≈

DVDの普及に伴い、ホームシアターの認知度もアップ、TV放送も映像はハイビジョン化、音声はデジタル5.1chサラウンドが標準となり、放送番組内でも5.1chサラウンドをアピールし始めました。しかしサラウンドはTVだけを準備しても対応できないため、5.1chサラウンドの楽しみ方の総称として「ホームシアター」をメディア、メーカーの両方から一般に対してアピールし始めました。

2000年3月 「PS2発売」 

ゲームとしてだけではなくDVDプレーヤーとしても使用でき、DVD再生機としても破格の価格設定だったためDVDが一気に認知され普及した。

2000年12月1日 BSデジタル放送開始 

BSでデジタルハイビジョン放送が世界に先駆け本放送開始、仕様は「映像16:9-MPEG2圧縮(1920x1080i)・音声-AAC圧縮(5.1chまで)」。発売当初は外付けの単体チューナーのみの発売でした。

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2003年12月1日 「地上デジタル放送開始」 

BSに続き地上波もデジタルハイビジョンで放送開始、仕様はBSと同じ「映像16:9-MPEG2圧縮(1440or1920x1080i)・音声-圧縮AAC(最大5.1chまで)」だが帯域が狭いためクオリティーはBSのほうが良い。

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2005映画館で「スター・ウォーズEP3公開」 

この映画は2002年公開の「スター・ウォーズEP2」同様映画館での上映がフィルムではなくDigital Cinema上映(DLP等の固定画素プロジェクター)を使った上映を標準としており、この映画をきっかけにDigital上映の設備導入をした映画館が多かった。Digital Cinema仕様は「映像JPEG2000・2K・音声96 or48 kHz 24ビット非圧縮PCM」が標準。

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