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サラウンド

サラウンド(Surround)はsoundとaroundを合わせて、「取り囲む音」の意味を表す為に作られた造語である。 音声の記録再生方法のひとつ。モノラル(1.0ch)、ステレオ(2.0ch)音声よりも多くのチャンネル(2.1ch以上)を有する。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)ウィキペディア

こんな経験はありませんか?「映画館で音が後ろから聞こえてきた!!」 そうです「サラウンド」は音の用語のひとつです。それと併せて最近では「5.1ch」という表現もあります、それらを含めここでは家庭の「サラウンド」の説明を年代を追って追いかけてみましょう。

 

・モノラル

かつて(1950年代後半まで)家庭では「モノラル」つまり「1ch」もっと言い換えると「スピーカー1本」で音楽を聞いていました。

蓄音機から始まったオーディオ、最初はモノラルでした、当然スピーカーは1本、音は確実にそこから聞こえたはずです。しかし当時のアンプは今ほどパワーも無く,スピーカーを部屋のかどに置き部屋の壁をホーンに見立て音圧を稼ぐセッティングもありました。モノラル最後の時代「ハイフィデリティ時代(ハイファイ、Hi‐Fi)」の名機に「タンノイ、Autograph(オートグラフ)」「JBL、D30085(ハーツフィールド)」などがあります。(これらのスピーカーはその後のステレオ時代にまたがって販売されました)。

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・2ch、ステレオ

「2ch」、「ステレオ」、2本のスピーカーで鳴らします。

人間の耳と同じ数のスピーカーで鳴らすので、理にかなっていますね。その代わりしっかり聴こうと思うと、各スピーカーからの距離が均等でないといけません、つまり、スピーカーの真ん中で聞かなくてはならない為「聴く位置が限定されます」、更には耳に届くまでの環境(部屋の環境等)でも効果が変わります。「2ch」はシンプルな反面しっかり聴こうと思うとシビアなセッティングが必要となってきます。

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・4ch、ステレオ

1970年代前半、アナログレコード時代のサラウンド、「4ch」、4本のスピーカーで鳴らします。

スピーカー配置は「2ch」+「サラウンド×2本」、録音方式は専用のアナログレコードとプレーヤーを使い、ディスクリートの4チャンネルステレオとマトリックスの4チャンネルステレオがありました、代表的な規格は「CD-4」「RM」。商業的には失敗といえる結果でしたが家庭に始めてサラウンドスピーカーの設置を提案した方式でした。

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・3/1サラウンド

 1980年中盤 映画を家庭で楽しむ為のサラウンド方式、1990年代中盤まで主流だったサラウンド方式です。

それまでオーディオセットは音楽を楽しむためのものでした。ビデオ、レーザーディスクが発売され映画を家庭で楽しむ機会が増え始ました、この「3/1サラウンド」は家庭で映画を臨場感たっぷりに楽しむための方式です。スピーカー配置は「2ch」+「センター」+「サラウンド×2本」(サブウーファーはオプション)の方式です、注)サランドは2本のスピーカーを設置しますが、モノラルです。この方式で代表的な規格が、映画館では「DOLBY STEREO」、家庭では「DOLBY Pro-Logic」です、両方式ともソフトへの収録は「2ch」です、2ch音源をサラウンドデコーダーで「3/1サラウンド」に変換して再生します。このスピーカー配置の「ディスクリート3/1サラウンド」も有りました映画館では磁気式  「70mm」、家庭では「ハイビジョン実験放送」。

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・5.1ch

 現在のサラウンドで標準となる方式、「3/1サラウンド」の発展型です。

 スピーカー配置は「3/1サラウンド」と同じですが、モノラルだった2本の「サラウンドスピーカーのステレオ化」がされ「サブウーファーが標準」になり、ました。ソフトへの収録は「ディスクリート5.1」で収録されている必要があり、ホームシアター用ではデジタル圧縮音声での収録が一般的です、代表的な方式に、「DOLBY DIGITAL」「DTS」、デジタル放送では「AAC」などがあります。2ch音源からの変換も5.1ch用に進化しDOLBYは「「DOLBY Pro-LogicⅡ」、DTSは「neo6」で「ウーファーの標準化」と「サラウンドのステレオ化」に対応し、「ディスクリート5,1」で収録されたソフトに近い効果が出るようになりました。

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・6.1/7.1ch/EX,ES

一般的に映画では「EX」「ES」と呼ばれています、「5,1ch」にサラウンドスピーカーを1本又は2本足した方式です。

スピーカー配置はラウンドスピーカーの更に後ろにサラウンドバックスピーカーを1本又は2本設置します。サラウンド側のスピーカーの数が増えた事により、サラウンド感がより自然になります。ソフトへの収録は「6.1」又は「7.1ch」で収録されている必要があります、しかし「ディスクリート収録」の場合は少なく、「5.1chにミックスダウン」していることが多く、AVアンプで6.1/7.1chへデコードします。当然「2ch」、「5.1ch」用音声を「7.1ch」に変換する事もでき、DOLBYは「DOLBY PRO-LOGICⅡx」、DTSは「neo6」で対応し「7.1ch」収録のソフトに近い効果が出るようになります。

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・7.1chの種類

 実は「ブルーレイ」の「7.1」chフォーマットにはもともとスピーカー配置にバリエーションが用意されています。

下記のような配置で録音されているソフトはほとんど無いのですが、対応しているアンプは、通常の「2ch」、「5.1ch」「7.1ch」ソフトを変換する事ができるようになっています、DOLBYは「DOLBY Pro-LogicⅡZ」で「LvH、RvHch」へ対応し、AUDYSSEYは「DSX」でDTSは「neoX」で「LvH、RvHch」と「LW、RWch」に対応させています。

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すごい配置ですね、全てに対応させるよう準備をするとスピーカー数がすごく多くなってしまいますね。

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ちなみに、現在の映画館ではSDDS‐8chでは「LC、RCch」が存在しますし、IMAXでは「CVHch」が存在します、少なくともこのチャンネルを含む映画はすでに有り、ブルーレイにはそれらのチャンネルを収録することが可能なのです、これからどんなソフトが出てくるか楽しみですね。

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・ハードメーカーオリジナル

:11.1ch 「CINEMA DSP HD3」

 ヤマハのオリジナル拡張方式です

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http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/special/cinema_dsp/technology/ 

 

:~40ch以上 「GOLDMUND Media room」

 ゴールドムントの考えるオリジナルのサラウンド再生設備です。

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http://www.goldmund.com/en/media_room/technology 

 

 

・最新のデジタルシネマ映画館のサラウンド

:SMPTE RP-226スピーカーch定義 ピーカーch定義 スピーカーch定義 スピーカーch定義  

フィルムの制限から開放されたデジタルシネマは無限の可能性を持っています。

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:~64ch 「DOLBY ATMOS」

 ドルビーのデジタルシネマ用サラウンド規格、2012年映画館へ導入スタート

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http://www.dolby.com/jp/ja/consumer/technology/movie/dolby-atmos.html 

 

:~23.1ch 「imm 3D sound」

 imm sound社のデジタルシネマ用サラウンド規格、2012年映画館へ導入スタート

(2012/07ドルビーが買収)

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・未来の家庭用サラウンド

:NHK スーパーハイビジョン22.2ch

次世代の家庭用スーパーハイビジョンでは、22.2chが規格されています。2022実用化で進行中

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http://www.nhk.or.jp/strl/vision/vision01/03_01.html  

これって家庭用規格ですよね・・・ すごすぎです。

 

参考:

http://surround.jp/

http://www.jas-audio.or.jp/ 

 

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